研究内容を紹介します
波長が極めて短く、かつ波長が変えられる(色が変えられる)レーザー光は作るのが難しく、開発が進んでいません。
我々の研究室では、レーザー光発生過程を人為的に操作・制御できることを実証し、その技術をレーザー開発へと応用しています。
この研究のさらなる目標としては、真空紫外域という波長100~200nmのレーザー光を用いて極低温の世界を生み出すレーザー冷却技術を視野に入れています。
上空100kmに位置する中間圏界面は宇宙と地球大気をつなぐ領域とも言え、そこでは様々な物理現象が起きています。 近年では大気の環境変動を明らかにしようとする取り組みが世界中で行われていますが、 中間圏界面はその高度から直接計測が不可能な領域とされています。 そこで私たちは中間圏界面に存在する金属原子やイオンに着目し、 これらの密度や距離の測定を目的とした高出力かつ高強度であるレーザーシステムの開発を行っています。